2017年07月13日(木) 記事No.2230
イグサは世界の湿地に自生し、約300種あるとされています。
(イグサ(イグサ科、イグサ属)、学術的には『イ』といい、日本全土に自生する多年草です。畳表に使われるのは、『イ』の栽培品種で、コヒゲといいますが、一般的にはイグサと呼ばれています。)
日本で、イグサの利用の始まりは弥生時代で、現在のような住まいの敷物としてではなく、遺体を包んで埋葬したり、古墳時代には遺体や副葬品(鉄器や、銅鏡等)を包む梱包材料として使われていたようです。
世界ではオリエント遺跡でも同じようなものが見られたようです。
この時代のイグサの織物はムシロみたいな物で、その折方は現在の畳表のような経糸が表に出ないものとそのこのような織り方との2種類でした。
古墳時代以降に有力な支配層の住居に寝室のような寝所が作られるようになり、その床の敷物としてムシロ、イグサの編み物が使用されていきます。
このイグサの敷物に現在の畳のような畳表に畳床が付きはじめたかは正確には分かりませんが、
奈良時代の正倉院に薦(こも)を重ねてイグサの筵(むしろ)をかぶして、錦の縁(現在の畳縁の原形)をつけたものがあります。
平安時代には貴族の住まいの建築様式である寝殿造に座具や寝具としての置き畳として使われていたことが絵巻物などで見ることが出来ます。
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2017年06月05日(月) 記事No.2229
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ちょっとした依頼で、低反発枕の枕カバーを熊本県産無着色目積表で作りました。
目積表は目が細かいので、カバーにはいいから~と思いました。
よく眠れるといいですね。

目積表http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-194.html
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2017年05月08日(月) 記事No.2228
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5月5日に作業しました。
市松表で表替えです。
市松表は
着色等で出来ている柄ではなくい草の天然の色のみで柄が出来ています。
イグサは根のほうが白く、先端に行くと青々としていきます。い草の先端の青い部分と、根元の白い部分をうまく交互に織り柄を作ります。
おしゃれな畳表です。
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2017年05月03日(水) 記事No.2227
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今日は畳と障子工事の下見。
お客様は96歳。
私との出会いは35年以上前。
父に連れられて小さいころお伺いしました。
私が仕事を始めたばかりのころもお伺い。
大体5年ごとにご注文いただいていました。
今日も「いいお父さんになったね。」
と言っていただきました。
私の娘も来年20歳になるんだよと言ったら驚いてました。
5/8に作業します。

次は3桁目指して頑張りましょう。
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2017年04月27日(木) 記事No.2226
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今日は稲わら畳床の畳の表替えでした。
畳表を剥がすときの畳床の裏面です。
見事に畳床が切られています。
他の業者が以前の作業の時糸も解かないで切ってしまったようです。
なので3本縫いました。
これで膨らみもよくなりました。
見えない作業です。

表替え作業http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-category-10.html
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2017年04月26日(水) 記事No.2225
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写真はイグサの田んぼです。
皆さんが目にする畳の表面は畳表、その畳表はイグサという植物を織り上げて作られています。
イグサ(イグサ科、イグサ属)、学術的には『イ』といい、日本全土に自生する多年草です。畳表に使われるのは、『イ』の栽培品種で、コヒゲといいますが、一般的にはイグサと呼ばれています。野生の『イ』は20から60cmぐらいまでしか育たないのに対し,イグサ(コヒゲ)は200cm前後まで育つものもあり、その長さや、なんといえない香りが畳表に適しています。刈り取る時期は、暑い時期でもあるので過酷な重労働です。イグサは灯心草とも呼ばれ、江戸時代には茎の部分で灯明用に灯心を作ったり、薬用として乾燥させ煎じて飲むなど、一般生活に欠かせない必需品でした。現代ではイグサに含まれる豊富な食物繊維などが注目され、健康的な野菜として粉末にしてお茶にしたり料理に入れて、食べられるようになりました。
我が家でも植木鉢で育てていたイグサ穂花から発芽して庭のあちこちにイグサが生えて来ています。イグサの生命力に感心します。
ちなみに花言葉は『従順』です。
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2017年03月28日(火) 記事No.2224
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縁無し畳を製作開始しました。
4.5畳が二部屋で半畳の縁無し畳を市松に敷き詰めますので、18枚半畳の縁無し畳を製作します。
畳表は熊本県産の目積表です。通常より目の細かい畳表です。

目積表http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-194.html
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2017年03月09日(木) 記事No.2223
小さい画像をクリックすると大きな画像が見れます。
畳の敷き方には吉を表す敷き方の祝儀敷きと、 凶を表す不祝儀敷きがあるというのを書きました。一般住宅のごく普通の部屋の場合はそれほど問題はありませんが、玄関、座敷、茶室、大広間など一応の決まりや敷き込み方があります。
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床の間がある座敷の場合ですが、畳の出会い(継ぎ目)を床柱の中心になるようにします。右の場合は床差しといい、床の間の途中に畳の継ぎ目が来てしまい、通常は避けます。茶室の場合は時には床差しになる場合もあるようです。
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今現在は少なくなりましたが、8畳とそれと連なる部屋がある場合、8畳を中心に次の間の敷き合わせをT字形なるようにします。
床の間の位置や次の間に床の間がある場合など、どうしてもT字形場合は仕方ないとして、原則的にはT字形になるよう心掛けます。
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畳の目が+に出会うのを不祝儀敷きとする考え方がありますが、大広間や、道場、そして茶室などは使い道によりある程度不問とされてる場合が多いようです。大広間の場合、急な人の集まりに対応する意味合いもあるようですが、祝儀敷きや、まわり敷き(左)などより人の座る位置(上座、下座など)の制約を少なくするといった考え方もあるようです。
道場は畳の継ぎ目を少なくすることにより最も使い方に適した敷き方にするようです。10畳のまわり敷きの場合T字形が11あるのに対し、畳を揃えた敷き方(不祝儀敷き)だと+字形が6になります。
もちろん大広間や、道場も床の間がある場合は床差しにならないように敷き方も変えていきます。
茶室については流派によっての違い、床の間、茶道口、水屋、入側の位置により炉の位置、人の座る位置、順番が違うので特に畳の敷き方には注意が必要です。
畳屋としては玄関、座敷、茶室、大広間などの敷き方の決まりに従い、敷き合わせを通じて畳の部屋そのものをよく見せるために敷き合わせについては注意していく必要があります。
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2017年03月03日(金) 記事No.2222
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当店の畳表は熊本県の栽培製造農家さんから直接仕入れで、一畳一畳のサイズに切られているものではなく、10畳分連続20数メートルつながった畳表を畳に合わせて一枚一枚裁断して使うので、サイズが少し小さい畳が続くと、10畳使った後に60cmぐらいから時には150cmぐらい半端が出ます。
これ使い道ないのです。一畳には足りないので、捨てるのももったいない。
畳表としては上級品や高級品ばかり。
16枚たまったので、使わない縁を使い薄縁に。
今年初ですが明日店頭に箱に入れてご自由にお持ちくださいとして置いておきます。
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2017年02月14日(火) 記事No.2221
選別イ
畳の主役ともいえる畳表ですが、イグサと言う植物を織り上げて作られています。
写真はイグサを夏に刈り取りをして乾燥させ、選別して束にまとめたものです。
同じ田んぼののイグサでもいろいろな長さの物が出来ます。
下のほうはイグサの根に近い方で白く、先端に行くにしたがって青々となります。
普通の人は畳表は端から端まで青々としてるイメージがあると思いまが品物にもよりますが必ずしもそうとは限りません。
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写真は畳表織機です。白から青い色になっているイグサを畳表として全体的に
青く見せるにはイグサの白い方と先端の青い方を左右交互にさして織り上げて
全体的に青く見えるようにしています。
(畳表の端のひげの部分が手前の白い部分と奥の青い部分があるのが見えます。)
イグサが長いほど真ん中の青く良い部分のイグサを使えるので、
綺麗で、丈夫な畳表が出来ます。
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写真右はやすのぶさん(畳表生産農家さん)の1番表。
写真左は同じくやすのぶさんの5番表。
生産している人が同じでもい草の長さ、成長はいろいろあります。
田んぼの中で育ったいろんない草を選別していろんな畳表が出来ます。
畳表の産地ですが、国産と中国産とが違いとしては主ですが、国内の産地も石川(小松表)、広島(備後)、高知、福岡、佐賀、熊本、大分(七島)とあります。現在では熊本県以外の生産はかなり生産量は少ないです。
同じように中国の産地もいろいろあります。
畳表は産地の違いだけではなくイグサの長さの違い、織り方、重量などでランクがあります。
通常の畳表(熊本産)のランクの違いは(当店の場合)このようになります。
1番草の畳表 (イグサの長さ)130cm以上  2.2~2.3㎏
2番草の畳表 (イグサの長さ)120~130cm  2.1㎏
3番草の畳表 (イグサの長さ)115~120cm  1.8~1.9㎏
4番草の畳表 (イグサの長さ)110~115cm 1.5~1.6kg
5番草の畳表 (イグサの長さ)110cm以下  1.5㎏
そのほかに1番よりイグサが長く良い畳表もあったり、市松表など柄織りの畳表があったり、生産地(生産者)、織り方、そのほか新製品(イグサ以外の畳表)など種類はたくさんあります。

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