- 畳表が出来るまで カテゴリーの一覧
- 2021年06月16日(水) 記事No.2346 畳表ができるまで
- 2018年10月30日(火) 記事No.2268 畳表ができるまで
- 2015年01月13日(火) 記事No.2038 畳表ができるまで
- 2014年06月19日(木) 記事No.1972 畳表が出来るまで
- 2014年02月21日(金) 記事No.1942 畳表が出来るまで
- 2012年07月28日(土) 記事No.1721 畳表ができるまで
- 2012年02月28日(火) 記事No.1646 畳表が出来るまで
- 2010年07月19日(月) 記事No.1282 畳表が出来るまで
2021年06月16日(水) 記事No.2346
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
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2018年10月30日(火) 記事No.2268
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
2015年01月13日(火) 記事No.2038
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
2014年06月19日(木) 記事No.1972
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
2014年02月21日(金) 記事No.1942
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
2012年07月28日(土) 記事No.1721
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
2012年02月28日(火) 記事No.1646
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
2010年07月19日(月) 記事No.1282
畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。


まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。


苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。
12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。


イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。

通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。
なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。


イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。

中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。

染土で染めた後のイ草です。

それを今度は乾燥釜に入れます。

入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

乾燥中です。
燃料は重油です。

乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。
畳表を織るまでの作業手順です。

選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。

選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。

選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。


茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。

済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)

織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)
最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。
この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。
新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html
畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html