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  • 畳表 カテゴリーの一覧

2020年01月17日(金) 記事No.2307
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熊本の畳表生産農家さんのやすのぶさんから畳表が届きました。
20枚梱包(45kg前後)が6個。120枚です。
これを担いで階段を上り2階の倉庫に上げます。
いい運動です。


畳表生産者のやすのぶさんの畳表が出来るまでをまとめました。

畳表の原材料のイグサは12月に植え付けをして冬を越して6~7月の収穫を迎えます。
苗
イ苗割り

まずは八月苗を苗堀り細かく株分けをしていきます。
この作業は毎晩11時頃まで行っています。
ある程度まとめて袋に入れて植えやすいように短く切ります。
10アール当たり25~30袋必要です。
型付け
植え付け

苗がそろったら田んぼに型を付け苗を配り植えていきます。
横に6列ずつ約100メートルの田んぼを後ろに下がりながら植えていきます。
1列でだいたい1時間半くらいかかります。
腰が痛くなるし寒い時は特に指先が冷たく大変な作業です。


12月に植えたイグサの田んぼの2月頃の写真です。
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イ草が伸びてきたら網上げをします。
その前に網と網の間のイ草を棒を使って両側の網に入れていきます。
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通り道を作り網上げの時にはここを通ります。

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肥料散布も終わり、後は程よい雨が降ると収穫の頃には
杭木が隠れる位に伸びます。

なぜ網を張るかというと、イグサは細長いので倒れてしまわない為に張ります。
網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
通称「網きびり」と「網上げ」

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最近の作業です。
まずは肥料散布。
この他に肥料を水に溶かして流す「流し肥」というやり方があります。

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「網上げ」と「網きびり」後の写真です。イグサ自体は1本1本細い為、1m数十センチ(時には2m近く)にも伸びるイグサが倒れて折れてしまわないように、網を張った後は網と網を紐でつないだり、イグサの伸びに合わせて段々と上げていきます。
「網上げは」網を揺さぶりながら上げていきます。
「網きびり」は網が緩くならないように網と網を何カ所も結んでいきます。

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それとイ草に被害を与えるイグサシンムシガの防除をします。
被害にあった茎です。色が変わってるのが幼虫の食害によって
枯れてきてる茎です。

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画像はイグサシンムシガです。
特徴はイ草に止まると半回転して下向きになります。

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イグサの刈り取りです。
この機械はハーベスタです。
2条刈りです。
センサーが着いてて自動でまっすぐ刈り取って、
ある程度束になって出てきます。
刈り取りは朝早くと夕方の涼しい時に行います。
晴天の日中に刈るとイ草の温度が上がり
ムレ、染めムラ、茎のしおれなどにより品質低下の原因になります。

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刈り取ったイ草は積み直してシャワーをして冷やしてやります。
また汚れも落としてやります。
シャワーが済んだら泥染めです。
水に溶かした染土に生のい草をつけ込む作業のこと。畳独特の色合いを出したり、退色を防いだりする。また、この作業によって畳独特の香りが生まれます。
泥染め機です。
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中には水で溶かした染土が入ってます。
バーが回転して1束ずつ置くと染土の中を通って反対側に出てきます。
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染土で染めた後のイ草です。
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それを今度は乾燥釜に入れます。
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入れ終わったら乾燥します。
ここ数年は60℃→55℃で約16時間乾燥しています。
以前は70℃→65℃で約14時間でしたが
低温で乾燥することで、変色茎が少なく光沢が増します。
また摩耗・引っ張り強度が強くなります。
ただ不乾燥になりやすいので注意が必要です。

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乾燥中です。
燃料は重油です。

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乾燥が済んだら結束機で9束ずつ結束していきます。
余分な染土を落としながらの作業なのでかなり汚れます。

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結束したら日に焼けたり空気に触れて変色しらいように黒い袋に入れます。

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そして倉庫の2階に
湿気、光、風などを遮断して保管します。

畳表を織るまでの作業手順です。
選別機
選別です。田んぼで刈り取ったイグサを選別機で長さ別に分けていきます。
選別機に乗せて段階的にぬいていきます。
当然、長いイ草の方が質は良いです。
選別イ
選別後のイグサの束です。
同じイグサの田んぼの中でもいろんな長さのイグサが出来ます。
このイグサの束別(種類別)に織って行くのですが、それぞれまったく厚さも見た目も異なった畳表に仕上がります。
かし機
選別したイ草はこのままでは水分が少なく折れやすいので
かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にします。
この加湿で畳表の良し悪しが左右されます。
季節や天候によって加湿時間は変わります。
傷の発生を抑えるとともに、経糸やイ草同志の折り合いを良くし、
表面をなめらかにします。

かし機(加湿器)で適度な水分を与え、全体を柔軟にすることが済んだら製織です。
選り出し
選り出しB
茎の先端、中央、根元の各部分をよく見て
枯れイグサ、変色イグサ、害虫被害イグサ、折れイグサなどを取り除いていきます。
織機
済んだら織機にのせて織っていきます。
織機が一本一本イグサを織り込んでいきます。(私も見たことがありますがとても面白い光景です。)
仕上げ
織ったら仕上げ包丁を使ってイ切れや2本差しなどを
取り除き仕上げていきます。(畳表の不具合を調整して製品に仕上げます)

最後は天日干しをして乾燥して出来上がりです。

この畳表が梱包され、畳店が畳に加工し、お客様のところに届けられます。

新畳が出来るまで、http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-936.html

畳表替えhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1202.html
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2019年09月02日(月) 記事No.2300
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この畳表はいちまつおもてといいます。
市松表は
着色等で出来ている柄ではなくい草の天然の色のみで柄が出来ています。
イグサは根のほうが白く、先端に行くと青々としていきます。い草の先端の青い部分と、根元の白い部分をうまく交互に織り柄を作ります。
おしゃれな畳表です。
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2019年06月25日(火) 記事No.2292
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当店の畳表は熊本県の栽培製造農家さんから直接仕入れで、一畳一畳のサイズに切られているものではなく、10畳分連続20数メートルつながった畳表を畳に合わせて一枚一枚裁断して使うので、サイズが少し小さい畳が続くと、10畳使った後に60cmぐらいから時には150cmぐらい半端が出ます。
これ使い道ないのです。一畳には足りないので、捨てるのももったいない。
畳表としては上級品や高級品ばかり。
16枚たまったので、使わない縁を使い薄縁に。
今度晴れた週末に店頭に出しておきます。
ご自由にどうぞ。
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2019年05月13日(月) 記事No.2288
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土曜日の午前10時に店頭に置いた薄縁。
ご自由にどうぞで、あっという間になくなりました。
通常の畳もこれくらい売れるといいんですけどね(笑)
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今日は熊本県の畳表生産者のやすのぶさんから畳表が届きました。
20枚入りが3個。
30枚入りが2個。
120枚です。
少しお休みしてから、使い始めます。


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2019年05月10日(金) 記事No.2287
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半端に残った畳表がたまってきました。
1畳には足らないので、使い道がありません。
当店は農家さんから直接送ってもらい、1畳に切ってるものではなく、10畳分連続でつながっている畳表が入荷しますので、少し小さい畳があると半端に残ってしまいます。
先日問屋さん寄ったついでに使い道のない残った畳縁を譲ってもらい、薄縁にしました。
明日の午前中、店頭に置いてご自由にお持ちくださいとしておきます。

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2019年05月01日(水) 記事No.2285
2010-09-16-0[1]
写真の畳表から出ている色の付いた糸は県証糸と言うものです。
写真左は熊本県産糸引き畳表、右は広島産(備後)麻糸市松畳表です。
県証糸は畳表の日本農林規格のたて糸の基準(太さ、引張り強さ、伸び率、混用率)を満たし、その証明として「県証糸」が入ってます。
県の証なので、それそれの県で違うようです。
熊本産では品物により、りんどう色やいちょうりんどう色があります。
畳屋は見えますが、お客様には見えないものですね 。
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2019年01月25日(金) 記事No.2278
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半端に残った畳表に縁を縫い付けました。
薄縁です。
1畳に満たないものが10枚です。
明日箱に入れてご自由にお持ちくださいと書いておきます。

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2019年01月20日(日) 記事No.2277
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畳表生産農家さんのやすのぶさんから畳表が届き始めました。
問屋さんなどを通さないで、当店と農家さんの直販です。
この時期が一番、農家さんは、畳表を最も沢山織ります。
この時期が一番品物もよい時期です。
がんばらなくちゃ~
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2017年12月11日(月) 記事No.2235
2010-09-16-0[1]
写真の畳表から出ている色の付いた糸は県証糸と言うものです。
写真左は熊本県産糸引き畳表、右は広島産(備後)麻糸市松畳表です。
県証糸は畳表の日本農林規格のたて糸の基準(太さ、引張り強さ、伸び率、混用率)を満たし、その証明として「県証糸」が入ってます。
県の証なので、それそれの県で違うようです。
熊本産では品物により、りんどう色やいちょうりんどう色があります。
畳屋は見えますが、お客様には見えないものですね 。
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2017年05月08日(月) 記事No.2228
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5月5日に作業しました。
市松表で表替えです。
市松表は
着色等で出来ている柄ではなくい草の天然の色のみで柄が出来ています。
イグサは根のほうが白く、先端に行くと青々としていきます。い草の先端の青い部分と、根元の白い部分をうまく交互に織り柄を作ります。
おしゃれな畳表です。
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