• 2011年09月 の記事一覧

2011年09月30日(金) 記事No.1553
日本の分化の多くは中国大陸から来たものが多い中で、畳は大和民族が生み出した日本固有のものです。畳の語源は『たたむ』ことを意味し、重ねられるもの、たためるものなど、稲ワラやイグサで作った敷物全般が、畳の起源だと考えられます。
イグサは世界の湿地に自生し、約300種あるとされています。
(イグサ(イグサ科、イグサ属)、学術的には『イ』といい、日本全土に自生する多年草です。畳表に使われるのは、『イ』の栽培品種で、コヒゲといいますが、一般的にはイグサと呼ばれています。)
日本で、イグサの利用の始まりは弥生時代で、現在のような住まいの敷物としてではなく、遺体を包んで埋葬したり、古墳時代には遺体や副葬品(鉄器や、銅鏡等)を包む梱包材料として使われていたようです。
世界ではオリエント遺跡でも同じようなものが見られたようです。
この時代のイグサの織物はムシロみたいな物で、その折方は現在の畳表のような経糸が表に出ないものとそのこのような織り方との2種類でした。
古墳時代以降に有力な支配層の住居に寝室のような寝所が作られるようになり、その床の敷物としてムシロ、イグサの編み物が使用されていきます。
このイグサの敷物に現在の畳のような畳表に畳床が付きはじめたかは正確には分かりませんが、
奈良時代の正倉院に薦(こも)を重ねてイグサの筵(むしろ)をかぶして、錦の縁(現在の畳縁の原形)をつけたものがあります。
畳という言葉が登場するのは、奈良時代の古事記からで、菅畳八重、皮畳八重、絹畳八重という言葉が記されています。日本書紀には「八重席薦」、万葉集には
「木綿畳」「八重畳」「畳薦」の文字が見られ、この畳は、莚(むしろ)みたいなものを
重ねてイグサの表をかぶせ、黒の錦の縁(ヘリ)をつけたもので、高貴な身分の方の
寝具を兼ねた敷物として使われたようです。現代の畳の原型はこの時代に
成立されたと考えられます。
平安時代には貴族の住まいの建築様式である寝殿造に座具や寝具としての置き畳として使われていたことが絵巻物などで見ることが出来ます。

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2011年09月28日(水) 記事No.1552

今日はは裏返し14畳。3年前に表替えをしたのでとても綺麗な裏返しでした。近年では畳の裏返し、表替えと言っても意味が分からない方が多いです。
畳の裏返しは畳を持ち上げてひっくり返すだけだと思っている方がかなり多いです。
裏返しとは今現在付いている畳表面の畳表(ゴザ)を剥がして、ひっくり返して縫い付けます。
新しい畳から5年程度での裏返しが理想です。畳縁は新しくする場合がほとんどです。
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畳をひっくり返して畳表と畳床を縫いつけたある糸を解きます。

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畳を表に戻して畳縁と畳床を縫ってある糸を包丁で切りながら畳縁を剥がしていきます。このとき古い畳表を傷つけないようにしなくてはいけません。

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畳表を畳床から剥がすと今までは内側で見えなかった畳表の裏側が出てきます。
年数が8年でも裏側は結構きれいです。
このとき畳床の補修箇所があるときは補修をします。

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畳表をひっくり返します。今まで裏の面だった畳表が表側になり、今まで使って焼けてしまっていた表側が裏側になります。
そして畳床に縫い付けます。

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畳表を畳床に縫いつけた後は畳の端に付いてある畳縁を縫いつける作業です。
畳縁を裏面にしておき、形が崩れにくくする為の下紙(型紙)を上に置きまっすぐ縫い付けます。
この状態では畳縁のイメージが湧きませんね。

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畳縁の裏側のまっすぐ縫ったところを起点に畳縁をひっくり返します。
そうすると縫い目が見えなくなり、畳縁の表の部分が出てきます。
この畳縁を畳の側面に縫い付けます。
畳の上から見ると縫った部分は見えません。

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畳の裏返し完成です。

この作業を6畳でしたら6枚、8畳でしたら8枚作業してお客様のお部屋に敷きこまれていきます。

子供の頃この裏返しについての小話を聞いたことがあります。

江戸時代、あるお殿様が、お城の畳、800畳を新しくすることを考えていました。
すると畳刺(畳職人)が裏返しにしたらどうかと進言したそうです。
するとお殿様
「裏返しとは、戦で裏切り(裏返る)を連想させる!よくない」
畳刺
「戦で裏切り(裏返る)とは、戦場での話し。このお城は800畳ですので、1000畳にはなりませぬ。」
そしてお殿様は納得したそうです。
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2011年09月27日(火) 記事No.1551
今日は畳の表替え14畳。写真を撮り忘れたので、以前の記事を再度UPします。最近のブログをUPするのもアップアップ・・・
これから畳表替え(古い畳表から新しい畳表に張り替えること)作業工程を紹介します。昔より機械化がずいぶん進んできましたが、重要なのは人の技術です。
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まず始めに畳を裏にして、畳表と畳床を縫っててある糸をほぐします。
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包丁で畳縁を縫ってある糸を切り、畳縁をはがします。
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畳表がはがされた畳床の端が、膨らんでいる場合、機械で抑えながら縫い付けて締めなおします。(時と場合によります)
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畳床に畳表の切れ端や、ワラなどを手縫いで縫いつけ修理します。
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畳表を準備します。
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機械で畳床に畳表を縫い付けます。
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畳の床に合わせて畳表を切断します。これで畳表を張る作業は終了です。
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畳の縁(へり)を付けていく作業です。縁の裏側をまず縫っていきます2005-08-27-1.jpg

畳縁をひっくり返して、縁の隅(角)を止め、縁の側面を縫います。
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畳表替えの完成です。
いくつもの工程を経て一枚の畳表替えが完成します。
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2011年09月25日(日) 記事No.1550
幼稚園で昨日と今日の2日間で竹炭作りをしました。
ドラム缶にふたをして火を入れる所を残して埋めてしまいます。
火の入口で、薪を燃やして中の竹を蒸し焼きにします。
水分が抜けて中の竹が炭化するまで燃やし続けます。
燃やす薪も必要なので、我が子もお手伝い。(笑)
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なかなかかっこいい!
9時間燃やし続けました。
ちょうど良いころあいで全て埋めてしまいドラム缶に酸素が入らないようにします。
今日ドラム缶が冷めて掘り出して完成です。
ちゃんと竹炭になっていました。
疲れました・・・

写真をあまり撮らなかったので、去年の竹炭作りhttp://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1349.html
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2011年09月22日(木) 記事No.1548
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写真はイグサの田んぼです。
皆さんが目にする畳の表面は畳表、その畳表はイグサという植物を織り上げて作られています。
イグサ(イグサ科、イグサ属)、学術的には『イ』といい、日本全土に自生する多年草です。畳表に使われるのは、『イ』の栽培品種で、コヒゲといいますが、一般的にはイグサと呼ばれています。野生の『イ』は20から60cmぐらいまでしか育たないのに対し,イグサ(コヒゲ)は200cm前後まで育つものもあり、その長さや、なんといえない香りが畳表に適しています。刈り取る時期は、暑い時期でもあるので過酷な重労働です。イグサは灯心草とも呼ばれ、江戸時代には茎の部分で灯明用に灯心を作ったり、薬用として乾燥させ煎じて飲むなど、一般生活に欠かせない必需品でした。現代ではイグサに含まれる豊富な食物繊維などが注目され、健康的な野菜として粉末にしてお茶にしたり料理に入れて、食べられるようになりました。
我が家でも植木鉢で育てていたイグサ穂花から発芽して庭のあちこちにイグサが生えて来ています。イグサの生命力に感心します。
ちなみに花言葉は『従順』です。

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2011年09月19日(月) 記事No.1547
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昨日作った畳滑り台。
役目が終了しましてみんなでお方付け。
畳製造機器の本来の姿に戻りました。
子供のお守りも終わったし、明日から畳を作るぞ~!
なんて思っているのかな
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2011年09月18日(日) 記事No.1546
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今日はお休み。
甥っ子、姪っ子も集まり子供8人。
近所の子も来て9人。
作りました。畳滑り台。
畳製造機器を利用して作ります。
私の父親も私たちが子供の頃作ってくれていたのです。
畳滑り台。
当店では受け継がれています。
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2011年09月17日(土) 記事No.1545
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日は賃貸物件の新畳を作りました。
上級品、中級品を入れる予算などもちろん無いので、
価格はとにかく抑えなくてはいけません。
使用した畳表は当店が農家さん、今回の物はせいさんが直接販売してもらった、商品としては一番リーズナブル(安い価格帯)な5番表です。
一般的には輸入物がほとんどですが、輸入物の畳表、新しくても高温乾燥のせいか、初めからボロボロになりやすく、服に畳のカスが付きやすいので、畳に対して悪いイメージをもたれてしまうと思ってます。
このようなものは予算が無くても使いにくいな~
でも無着色だと見た目がちょっと落ちてしまいそうです。
輸入物の着色があるもののほうが見た目はなんとなく良く見えるでしょうか?
でも質がいいほうを使いたいと思ってるので、仕入れに不安定感(輸入物に価格が押され採算が良くないので、生産者もあまり作りたがらない)が多いのですが、仕入れの工夫をしながら国産を使うようにしています。
でも難しい。試行錯誤が続きます。

これは当店の感じ方で必ずしも正しいとは限りません。

畳表の質の違い
http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-entry-1507.html
畳表 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2011年09月15日(木) 記事No.1543
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秋に田んぼから収穫される稲の 「稲穂」からお米がとれ
「茎」の部分が稲ワラになります。稲ワラは天然素材であるため、
湿気の吸放湿を自動的に行う温度調節機能があります。
その稲ワラを十分乾燥させると畳床の原料になるのです。(畳床とは、表面に見える畳表の中にある畳の土台部分です。)一枚の畳床に使用される稲ワラはおよそ35.000本で厚さ40cmにも重ねた稲ワラをわずか5cmに圧縮することで弾力のある畳床になります。天然素材である稲ワラ製品は、畳床だけではなく、米俵、雨具の蓑(けら)、ぞうり、赤ちゃんを入れて育てたえんつこ(今はベビーベット)など、さまざまなものがあります。現代では、安価な化学繊維や石油製品に押されてあまり見られなくなりましたが、昔の人間は天然素材を巧みに利用して地球環境に優しい生活を送っていたのです。
写真は数年前に行った宮城県産の畳床製造工場の写真です。
皆さんのご存知のように事故で、今年の稲ワラがどうなるかまだ分からない状態です。
悲しいです。

最後に稲の花言葉は神聖です。


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2011年09月13日(火) 記事No.1542
長男が歯医者さんで、こう聞かれたそうです。
「森君、何年?」
長男、少し考えたあと・・・
「平成23年。」
う~ん!
多分違うと思うよ。

70代の元建具屋さんから自宅の畳工事を依頼されました。
仕事はまだできますが、アルバイト程度で・・・
と思ってるようですが需要は少ないようです。
「昔はな・・・、窓が1箇所あれば、木製で、雨戸、ガラス戸、障子で、6本の仕事があったんだ!いい時代だった。」
私、「建具家さんの仕事も畳屋の仕事も少なくなりましたね。」
「若さが欲しいよ。トステムのせいか?建具屋上がりだからな~」
真偽のほどは分かりませんが、そんな話をしました。
コツコツと仕事がしたい・・・
時代についていけない・・・
そう感じてる方が多い気がします・・・
私もツイッターやってないし・・・
取り残されてるのかな~と心配になります。
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2011年09月11日(日) 記事No.1541
今日は妻の実家の草刈りです。
長男(小6)も草刈機を使えるようになりました。
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おそらく、ガソリン(混合)エンジン式の草刈機を使わせる親は少ないのでしょう。
と言うか、私の同年代で、この草刈機を使う人は農業などの人に限られるのではないか・・・
少数派でしょう。
いろんな経験ができることは素晴らしいことです。
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2011年09月09日(金) 記事No.1540
今日は畳の表替えと畳の下の床である荒床の張り替え工事です。
荒床張り替えは私一人の担当で、畳表替えはカックン。
今までの荒床に使ってある材料はコンパネでした。
通気性が悪く、カビが生え、凸凹になっていました。
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それを杉の荒板で張り替え。
杉の木はコンパネより調湿効果が高いので、1階の荒床材としては優れています。
板を細かく張りますので、施工が面倒なのでいまだにコンパネ施工の大工さんも多いです。
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ピアノもあったので、退かしながらの施工で一人なのでうまく施工しなくてはいけませんでしたが、上手にできました。
杉の荒板も半年以上当店で保管していたもので、しっかり乾燥していい感じでした。
杉の香りもいいと言ってもらいうれしかったです。
ピアノの下は心配なので、根太を大幅に補強。
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畳を敷きこんで完了です。
朝から夕方までの1日での施工です。
荒床の張り替えもする畳屋さんは少ないようです。
tyujoさん(忠匠工務店棟梁)に仕事取るなと怒られますが(笑)

最後に根太(ネタ)を使いますが、睡眠とは無関係です。

コンクリートパネル(コンパネ)とは、本来はコンクリートの型枠用合板を指す言葉であるが、建築現場においては、厚さ12mmの耐水ラワンベニヤを指す。 また、演劇の大道具セット制作の際の骨組み基本材料として使用される。
其の他荒床等に使用されることもあります。

根太(ネタ) 床板を支える為の大引きまたは梁に直交方向に掛け渡された角材

荒板(アライタ) 荒床(あらゆか)の材料。 畳の下地としての床。 仕上げをしていない板(荒板)を用いるので荒床と呼ばれる。 無垢の板材を使用した床をさすことが多い。 合板などを張ることも多いが畳の調湿作用がうまくいかずに、畳、床の耐久性の問題あり。

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2011年09月07日(水) 記事No.1539
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畳工事をしていると、材料の畳表が半端に余ったりします。貯めておいても使う予定はほとんどありません。
花瓶敷きも作りますが、それ以上に残る時もあります。
今回は70cm~160cmと半端に残った畳表10枚に、半端に残った畳縁を縫いつけて店の前に置いておきました。
半端になって使わない畳表に縁をつけました。ご自由にお持ち下さい。
と書いておきました。
すぐ無くなりました。
これぐらい畳の注文もくればいいのですが・・・(笑)
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2011年09月05日(月) 記事No.1538
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畳表をばらしてます。
2ヶ所切って右端は完全にイグサを抜いて、真ん中はイグサを緩めてみました。
こうしてみると畳表は糸とイグサとで織ってるのが分かります。
縦にした糸にイグサを横からさして、はたおりと同じ感じです。
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2011年09月03日(土) 記事No.1537
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タタミマン3号の掃除のお手伝い。
6歳でずいぶん出きるようになりました。
赤ちゃんから脱出!
タタミマン3号をそうじ大臣に任命する。(笑)

畳振興大使、タタミマン3号仕事場に参上!

任務

遊びたい怪獣と対戦!   畳の上で遊ぶ。
食欲怪獣と対戦!     畳の上で食事。
睡魔怪獣と対戦!     畳の上で睡眠。

そして作業場でお手伝い!〈遊び〉 戦う場所自宅の和室&作業場

行けタタミマン!戦えタタミマン!泣くなタタミマン!
明日のたたみ業界の為、人知れず勝手に自宅と作業場で戦う。
みんなもタタミマンを応援してね!〈笑〉

畳床製造工程
http://tatamiyamori.blog90.fc2.com/blog-category-15.html


畳表が出来るまで
http://2.suk2.tok2.com/user/moritatami/?y=2006&m=01&d=26&all=0


畳ができるまで(動画)
http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B070601&i_renban_code=243
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2011年09月01日(木) 記事No.1536
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仕事の途中、田んぼの脇を通りました。
黄金色の稲穂と言う言葉がぴったりでした。
車を止め、深呼吸。
携帯写真です。
私はこの黄金色の稲穂と、柿のオレンジ色を見ると、心が落ち着きます。
平穏でありますように。
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