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2018年08月27日(月) 記事No.2263

近年では畳の裏返し、表替えと言っても意味が分からない方が多いです。
畳の裏返しは畳を持ち上げてひっくり返すだけだと思っている方がかなり多いです。
裏返しとは今現在付いている畳表面の畳表(ゴザ)を剥がして、ひっくり返して縫い付けます。
新しい畳から5年程度での裏返しが理想です。畳縁は新しくする場合がほとんどです。
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畳をひっくり返して畳表と畳床を縫いつけたある糸を解きます。

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畳を表に戻して畳縁と畳床を縫ってある糸を包丁で切りながら畳縁を剥がしていきます。このとき古い畳表を傷つけないようにしなくてはいけません。

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畳表を畳床から剥がすと今までは内側で見えなかった畳表の裏側が出てきます。
年数が8年でも裏側は結構きれいです。
このとき畳床の補修箇所があるときは補修をします。

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畳表をひっくり返します。今まで裏の面だった畳表が表側になり、今まで使って焼けてしまっていた表側が裏側になります。
そして畳床に縫い付けます。

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畳表を畳床に縫いつけた後は畳の端に付いてある畳縁を縫いつける作業です。
畳縁を裏面にしておき、形が崩れにくくする為の下紙(型紙)を上に置きまっすぐ縫い付けます。
この状態では畳縁のイメージが湧きませんね。

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畳縁の裏側のまっすぐ縫ったところを起点に畳縁をひっくり返します。
そうすると縫い目が見えなくなり、畳縁の表の部分が出てきます。
この畳縁を畳の側面に縫い付けます。
畳の上から見ると縫った部分は見えません。

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畳の裏返し完成です。

この作業を6畳でしたら6枚、8畳でしたら8枚作業してお客様のお部屋に敷きこまれていきます。

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